Bride - wedding scores for rip van winkle 岩井俊二監督作品「リップヴァンウィンクルの花嫁」オリジナルサウンドトラック

リップヴァンウィンクルの花嫁

2016年 / 日本 / 180分

監督・脚本・原作

岩井俊二

 

キャスト

黒木華(皆川七海)、綾野剛(安室行舛)、Cocco(里中真白)、原日出子(鶴岡カヤ子)、地曵豪(鶴岡鉄也)、和田聰宏(高嶋優人)、金田朋夫(皆川博徳)、毬谷友子(皆川晴海)、夏目ナナ(恒吉冴子)、りりィ(里中珠代)

 

ストーリー

SNSで知り合い結婚することになった派遣教員の皆川七海(黒木華)は、親族が少ないことを気にして、何でも屋の安室(綾野剛)に結婚式の代理出席を依頼して式を挙げる。
新婚早々に夫の浮気を疑い、浮気相手の恋人と名乗る男が現れ、再び何でも屋の安室に相談して調査を依頼するが、真相を知り、追い討ちをかけるような仕打ちを受け、失意の底に沈んでいく七海。
そんな七海に安室は親身に相談に乗り、月給100万円のメイド業を斡旋する。

 

ナビ

岩井俊二監督「リップヴァンウィンクルの花嫁」の予告で使用されている曲が気になっていました。
歌とピアノのシンプルな曲で、予告を観た時から良いなぁと思ってました。

 

 

Coccoが歌う「コスモロジー」という曲です。
アルバム「プランC」(2014)の最後の曲として収録されています。

 

プランC
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収録されている曲
1・パンダにバナナ
2・ドロリーナ・ジルゼ
3・たぶんチャチャチャ
4・バスケット
5・ドレミ
6・BEAUTIFUL DAYS
7・3D
8・嘘八百六十九
9・Juliet
10・Snowing
11・スティンガーZ
12・ハミングバードと星の砂
13・コスモロジー

 

先日の「リップヴァンウィンクルの花嫁」完成披露上映会で映画を鑑賞しましたが、映画ではこの曲は使用されていませんでした。
てっきりエンドロールで流れるのかと思っていましたが、全編クラシック曲で構成されていて、タイトルが「花嫁」となっているだけあって、結婚式で流されるような感じのクラシック音楽が鳴っていました。

 

「リップヴァンウィンクルの花嫁」では、過去の岩井映画同様、音楽が結構過剰に流れている映画です。
また、大勢の登場人物のセリフや行動、目まぐるしく展開されていくシーンが続くので、映画全体の音に関しては騒々しいくらいの情報量だったと思います。
感情を揺さぶるような重要なシーンでは、「管弦楽組曲 第3番 二長調 第2曲 アリア」が流れたりしてしっかりと効果的に感情的に映画を盛り上げていました。

 
 

Coccoは、90年代のデビュー後、初期の頃は聴いていましたが、それ以降はさっぱりで、今回予告で使用されていた曲が気になり久しぶりにCoccoを聴きました。
映画のシーンを思い出しながら「コスモロジー」を聴いてるんですけど、その1曲をリピートしてるので、実はまだ他の曲は聴けていません。ちゃんと他の曲も聴こうとは思いつつも「コスモロジー」ばっかりになってしまってます。
初期の頃のよく聴いた曲は本当に好きですね。少し聴いただけで気持ちを鷲掴みにされると言いますか、ぐっと引き込まれます。

 
 

「リップヴァンウィンクルの花嫁」の音楽監督にクレジットされていた「桑原まこ」という人も気になります。
「リップヴァンウィンクルの花嫁」のサウンドトラックが3月26日映画公開に合わせて発売されましたので、もちろん購入しました。

 

 
収録されている曲
1・フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 第2楽章 アンダンティーノ
2・子守唄
3・主よ、人の望みの喜びよ
4・ハープ協奏曲 ト長調 第1楽章 アレグ
5・ノクターン 第2番 変ホ長調
6・ヴォカリーズ
7・水上の音楽 第2組曲 ニ長調 第2曲 アラ・ホーンパイプ
8・ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 第2楽章 アンダンテ
9・シシリエンヌ
10・羊は安らかに草を食み
11・何もなかったように(作詞・作曲:荒井由実)
12・アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第2楽章 ロマンツェ(Guitar ver.)
13・トリオソナタ イ短調 第3楽章 グラーヴェ
14・アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第2楽章 ロマンツェ
15・アリア 汝わがそばにあらば、喜びもてわれは行く
16・ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 第3楽章 葬送
17・管弦楽組曲 第3番 二長調 第2曲 アリア
18・歌の翼に
19・コスモロジー(Cocco)※CDには収録されていましたが、ダウンロード版には表記がありませんでした。購入の際はご確認ください。

 

11曲目の「何もなかったように」(作詞・作曲:荒井由実)を、Coccoが歌っています。
これがまた、「コスモロジー」以上に良いんです。
劇中で少し聴けますが、サウンドトラックでは全編聴けます。

また、劇中で黒木華が、森田童子「ぼくたちの失敗」を歌います。
ずっと聴いていたい歌声でした。
こちらは残念ながらCDには収録されていません。

 
 

桑原まこは、作曲家、ピアニストをされている方です。
岩井俊二監督関連作品では「花とアリス殺人事件」ドラマ「なぞの転校生」「遠くでずっとそばにいる」でも音楽を担当しています。
他にも岩井俊二、椎名琴音との音楽ユニット「ヘクとパスカル」としても活躍しています。

 

 

ぼくら
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「コスモロジー」の歌詞と「リップヴァンウィンクルの花嫁」が重なる部分もありますので、是非映画を鑑賞して比べてみてください。
曲にどっぷり浸って映画を観てみるのも良いと思います。
今日も「リップヴァンウィンクルの花嫁」の余韻がまだ冷めやらぬ中、延々Coccoの「コスモロジー」と「何もなかったように」に浸ろうと思います。

 

それにしても、今回「リップヴァンウィンクルの花嫁」で女優としても出演しているCoccoの役柄は、それを明らかにされた時にちょっとドキッとしましたね。脇を固める人物にそういう人たちを配していたのは、こういうことだったのかと合点がいきました。
ネタバレになりますので、意味深な感じでぼかしますが、是非劇場で確かめてみてください。

 

9月2日にDVD、Blu-rayが発売されます。
岩井俊二監督最高傑作の「リップヴァンウィンクルの花嫁」を手元に置いておけるなんて、なんて幸せなことなんでしょうか。

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